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勝山城/山梨県都留市

勝山城は山梨県内に複数あり、こちらは都留市にあった勝山城です。
訪問日は2014年11月15日です。

【写1】勝山城

都留市の中心部に谷村城があり、川1本隔ててすぐ西に勝山城がありました。
谷村町駅の背後に見えているのが、今回訪ねた勝山城のあった城山です。

【写2】勝山城

登城口です。
ここまでの道は、ちょっと細くて複雑です。
登城口の前には車を停める場所がありません。

【写3】勝山城

ちらっと写っている説明板の図です。(拡大)

【写12】勝山城

登城路を登り始めてすぐ、脇に「内堀」の石碑が現れます。

【写13】勝山城

その背後には、雑木林の中にうっすらと道が続いているようでした。
図を見ると、そのまま斜面を上がりながら二の丸の下まで続いています。
もしかしたら、敵を二の丸下の行き止まりへ誘導する囮の道だったのかもしれません。

【写4】勝山城

少し進むと、今度は都留市街が見えて来ました。
「川一本隔てて」と書いたその川は、結構な断崖の下を流れていたんですねあせる

【写5】勝山城

登城路はその先で、ちょっと出っ張った所を回り込むように進みます。
そこにあるのが川棚見張台です。

【写6】勝山城

更に進むと、登城路の先がパッと明るく開けて来ました。
どうやら城の主要部に近づいたようです。
曲輪へと上がる道が、わざわざV字形に曲げられています。
敵兵をここで立ち往生させ、上から狙い撃ちする虎口のようです。

【写7改】勝山城

そこを登ると、さらにボコボコの土の造形が見えますラブラブ
いよいよ主要部への入口ということで、守りが堅くなってきました。

【写14】勝山城

この入口のすぐ左側が三の丸

【写15】勝山城

すぐ右側が帯郭

【写16】勝山城

そして、三の丸の一段上が二の丸です。
狭く傾斜が急な登城路を3つの曲輪で挟み込み、ここで敵兵を殲滅する感じでしょうか。

【写8】勝山城

城兵の守備を潜り抜けると、本丸char2/033.gif" alt="恋の矢" />

【写9】勝山城

そしてついに本丸到着です。
下の曲輪と比べるとかなり広いです。まであとわずか!
登城路脇には石垣が残っていました【写10】勝山城

ここからは富士山がよく見えますラブラブ


◆歴史◆

築城年・築城者は不明です。

谷村城の所で勝山城が詰城だと書きましたが・・・
小山田氏の時代に勝山城があったかどうか、わかっていません。
そういう説もあるという状況です。
ただ、最近は小山田氏時代には無かったんじゃない?という説の方が有力なのだそうです。

その前の後北条軍が郡内地方を占領していた時も、城を改修したという記録が無いそうです。
石垣があるので、豊臣家臣か徳川家臣の時代には間違いなくあったと思うのですが・・・

櫓台の跡があるのが、山梨県内ではここと甲府城だけなのだそうです。
甲府城の築城を始めたのは、徳川家臣・平岩親吉だそうです。
しかし、築城の計画こそしたものの、着手する前か直後に関東へ移されています。

甲斐が豊臣秀吉の領地になると、豊臣秀勝、加藤光泰、浅野長政の順に甲斐に来ました。
豊臣秀勝が甲府城の築城に関わっていた書状があり、この頃本格的に始まったようです。
櫓台という構造的な共通点で見れば、1590~1600年の間に豊臣家臣による可能性が大です。


所在地:山梨県都留市川棚

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Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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