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大石氏館/東京都八王子市

八王子って本当に城館跡が多いですね・・・
もう終わったと思ってたのにあせる
続いて大石氏館です。

大石氏館/入口
▲大石氏館跡への入口

大石氏館は、大栗川沿いにある舌状台地に築かれていました。多摩ニュータウン造成の際に断ち切ったのでしょうか?スパっと切れた切通沿いに、館跡へと続く階段があります。

大石氏館/大石やかたの看板
▲フェンスに「大石やかた」の文字が!

その階段を登っていると、白い板になにやら文字が・・・そこには「大石やかた」の文字がありました。半ば迷子となって彷徨っている私には有難い板です合格

大石氏館/館跡の光景
▲館跡の光景

階段を登り切ると、そこは・・・一面の畑。遺構らしきものは見当たらず、一面のっぺりと整地されていました。土塁や空堀は一体どこ(゚∀゚;≡゚∀゚;)?

大石氏館/百日紅の説明板
▲説明板付きの百日紅

そろそろ諦めて次へ行こうかと思った瞬間、奥の方に見慣れた説明板が!近寄って見てみると・・・百日紅についての説明板でした。タイトルがタイトルなのでそのまま読んでみると・・・

大石氏館/百日紅の説明板(拡大)
▲その説明板

ここは大石信濃守宗虎の館跡で、この百日紅はその当時からあったものだとか!そういえばこんなに幹の太い百日紅、見た事ありません。歴史の生き証人ですね!お話を聞きたい気もしましたが、冷静に考えるとそうでもないような・・・w

大石氏館/百日紅前の溝
▲百日紅の前にうっすらと溝が!

そして、その百日紅の前にはうっすらと溝が!こ、こ、これは、、、遺構なの???畑の畝のような気もしましたが、城キチ的には遺構ということにしておきますw


◆歴史◆

説明板に書かれていた通り、1559~68年頃「大石信濃守宗虎」が館を構えていました。と書くと、かなりはっきりしたように見えますが・・・この「大石信濃守宗虎」がクセ者です。今だに誰なのか特定できずにいるからですw

今の所の最有力候補は、大石定久の弟・定基だそうです。『新編武蔵国風土記稿』には滝山城主と書かれているそうですが・・・
・没年が同じ1571年
・子の定照も「信濃守宗虎」を名乗っている
あくまでも状況からの推測ですあせる尚、子の「信濃守宗虎」は、八王子城松木曲輪で壮絶な討死をしたと記録されています。八王子城の曲輪は、落城時の守将から命名されているそうです。この「松木曲輪」という名前がとても意味深ですね。


所在地:東京都八王子市松木

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Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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