2016/12/25
白水城/静岡県南伊豆町
#白水城は伊豆半島南端の石廊崎にあった海賊城です。訪問日は2014年3月21日です。

石廊崎灯台のある港の東岸が城跡です。さすがに観光地だけあって、周りの駐車場はみんな有料・・・バイクですらお金取られそうなので、ちょっと離れた所に停めて歩いて来ました。左側に写っている橋が登城口です。

橋を渡ると、いきなり岩肌に付けられた階段を登ります。手前の溝っぽいのは堀でしょうか?橋を落とせば、アッと言う間に通行不能ですね。

登城路は急斜面の端にちょっと付けられた感じ。足元がセメントじゃなければ、とっくに雨で流れて崩れそうです。後世に付けられた道のようにも見えますけど。

しかし、その途中に井戸の跡があります。この井戸がお城の名前の由来になったのだとか。今はもう枯れて、水は出ないそうですが。

さらに登ると、虎口が!

奥に進むとさらにもう1つ郭が現れます。ここが主郭です。

分厚い土塁で囲まれています。カッチョイイ土塁でヾ(*´∀`*)ノとなってしまいましたが・・・この先に堀切があると、ついさっき知りました

◆歴史◆
詳細は不明です。
『源基氏伝帖』によると、室町時代初め頃に土豪・御簾三河守が城主だったそうです。だたし、同書が後世に書かれたものだそうで、おそらく地元の伝承と思われます。三浦半島には見須氏や三須氏など、同音の氏族が居ます。北条早雲に追われ、扇谷上杉氏の支配地である三浦半島に逃れたのかもしれませんね。
立派な土塁と堀切があるので、遺構は戦国時代末のものと思われます。後北条軍の白備え筆頭・清水康英の領地なので、水軍拠点として整備した説が有力です。1590年、豊臣秀吉が後北条氏を滅ぼした事で、城としての役割を終えたと思われます。
所在地:静岡県賀茂郡南伊豆町長津呂
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Googleさんでは等高線出なかったので、国土地理院の同じ場所も貼りました。こうやって見ると、北側から谷間を上がって東から回った方が楽に登れそうです。大堀切が主郭の東にあるので、そちらが本来の登城路だったのかもしれませんね

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