2016/10/15
宝持院土居/静岡県御殿場市
宝持院は大森氏により現地に移されたお寺です。「土居」は土塁の事で、大森氏の館だった可能性があります。
訪問日は2014年9月20日です。

写真はかなり明るく加工していますが、訪問したのは朝5時半です。当時横浜に住んでいたので、国道246号の峠道を楽しんでから来ました。近くにお寺の案内があったと思われ、ここに来るのに迷った記憶がありません。

お寺の南側の道沿いは立派な石垣の生垣が連なっています。その切れ目の所を見ると、奥に続く石段が見えます。どうやらこれが土塁のようです。

お寺はこんな感じで大きく綺麗で立派です。

お寺にはそんな奥深くまで入ってないので、さっきの土塁を内側から見たんだと思います。記憶が曖昧過ぎです

◆歴史◆
1458年、大森氏頼が現在地に宝持院を移転しました。
大森氏頼は小田原の城主です。娘が若くして亡くなり、その菩提を弔うために宝持院を当地に移しました。この時に元々は真言宗だったお寺を曹洞宗に改めています。
なぜココに移したのか?と大規模な土塁から、大森氏の居館があったのでは?という説も。土塁の巡り方は単郭方形館ですし、お寺に土塁を付けるか?という事なんだと思います。
大森氏は平安時代末頃に土着し、室町時代には小田原まで勢力を拡げました。しかし、北条早雲により小田原を奪われた後は没落しています。
所在地:静岡県御殿場市東田中
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