2016/09/22
小島陣屋/静岡市清水区
小島(おじま)陣屋は、石垣がバッチリ残っています。訪問日は2014年9月14日です。

国道52号の小島南交差点を西に入り、道なりに進むと左手にこの説明板が見えます。

その前に、城キチなら石垣が見えただけで反応しそうですけどw

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一番上の説明板に載っている図です。辿り着いた所は裏門でした。どうしていつも裏からなのでしょう?

まずはその裏門のある石垣を堪能します。低いとはいえ、畑に組んであるものとは明らかに違います


今度は裏門から入り茶畑の中の通路を進んで行くと、開けた場所に出ます。陣屋内部なので特に起伏も無く、ただ看板があるだけです。悪意は無いのですが、ちょっとトゲのある言い方になってしまいました


しかし!順路に従って進むと、食い違い虎口が見えて来ました!!!しかも、総石垣ですヾ(*´∀`*)ノここまでは期待してなかったので、かなりたまげました。

今度は入口から見た所です。最後が入口なのが私らしいです。食い違いなので、中の様子が見えなくなっています


入口から右を見た所です。流石は江戸時代に築かれただけあります。城塁が石垣で覆われています。それも一直線ではなく、途中で折れています。そこには櫓でもあったのでしょうか?妄想癖が暴走しますwww
最後に見落としていたものが1つ。なんと、書院御殿が移築されて今もありました。市のサイトで紹介されていて、たった今知りました



◆歴史◆
1704年、松平信治により築かれました。
松平信治は滝松松平家出身です。滝松松平家は十八松平家の一家で、三河国滝松城を本拠としていました。滝松松平家は大給松平家とは犬猿の仲で、かなり遺恨があったことを思い出します。ただ、松平信治は形原家からの養子が2代続いた後、さらに戸田氏から入った養子です。純粋な滝松家の血筋はとうに絶えていました。以後、明治に至るまで滝松松平氏が小島藩主として続きました。
1868年、駿河藩の一部となりました。
小島藩が駿河藩の一部となり、藩主・松平信敏は上総国望陀郡桜井(木更津市)へ移りました。駿河藩の立藩で移動させられた藩って、みんな上総国へ移っている気がします。小島陣屋は駿河藩の小島役所の後、私塾、小学校として利用されました。
1928年、建物が解体されました。
陣屋跡地は民間に払い下げられ、建物が解体されました。唯一、書院御殿だけは移築され、現在も国道沿いにあります。
2008年、国の史跡に指定されました。
石垣が良好に残り、陣屋としては珍しく虎口があることが理由のようです。
所在地:静岡市清水区小島町構内
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コメント
無題
2016/09/22 14:51 by トシraud URL 編集
Re:無題
お金は無くても見栄張りますからね。
江戸時代の陣屋で掻き揚げはあまり無いかも。
ココも表だけは異様に立派です^^
2016/09/22 17:22 by なぽ URL 編集