2016/09/10
龍眼山城/静岡県牧之原市
龍眼山城(りゅうげんざんじょう)は、見晴らしの良い台地の端にありました。訪問日は2014年9月13日です。

ここは公園の手前まで道が舗装されており、オンロードのバイクでも登れます。ただ、幅の狭い白セメントの農道で、間違って脇道のそれるとちょっと大変です


公園というだけあって、綺麗な芝生となっています。その先には高台の公園に必須の展望台が


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展望台の脇には公園の案内図があります。遺構は期待していなかったのですが・・・16の堀が超気になりました!

もちろん見るでしょう!ということで、公園を出ます。公園の手前はこんな感じで、一面茶畑となっています。公園と茶畑の間には堀切や土塁などは見当たらず。城郭大系には、かつては幅6メートルの堀で区切られていたと書かれています。公園が主郭、茶畑が二郭だったそうです。

その端がこんな感じになっていました。来る時にこんなわかりやすい地形を見逃していたなんて・・・城キチ失格です


道端の草木の間からは、こんなに見事な堀切が見えました^^
◆歴史◆
詳細不詳です
ここも湯日城と同じく、城主や歴史がわかっていません。地理的にはすぐ西の大族・勝間田氏のお城だったという説があります。ただし、それを裏付ける遺構や史料は存在しません。
お城の構造は、武田軍が築いた滝境城に似ているそうです。地図を見ていると、小山城→龍眼山城→滝境城→相良城がほぼ等間隔にあります。相良城を築いた頃(1575~81年)の武田軍は、海から高天神城へアクセスしていました。歴史的な状況を並べると、相良城や滝境城と同じ時期に武田軍が築いたと推測されますね。
所在地:静岡県牧之原市細江(榛原公園)
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