2013/05/06
法林寺館/東京都あきる野市
あきる野市の城館が続きます。お次は法林寺館。
法林寺館は小川城跡の東へ300mほどの所にありました。
今はその名の通り、法林寺があります。
法林寺は小川交差点から東へ進み、マクドナルドの裏手にあります。

▲法林寺の山門
法林寺に到着。ドキドキしながら山門をくぐります。

▲本堂
山門からまっすぐ進み本堂へ。遺構として土塁があるハズなのですが・・・キョロキョロしながら進みました。

▲お寺の南側を流れる多摩川
お寺の裏はお寺らしくお墓があります。その更に先で、多摩川が大きく曲がっています。その川の向こうに見えるのが、高月城のあった山です。

▲お寺の南側は多摩川に落ちる断崖
お寺の裏はそのまま断崖なので、少し東から断崖を撮影しました。こういう地形はお城らしい立地ですね^^

▲お寺の北東~東に残る土塁
また何も無いのか~、と諦めかけていたのですが・・・土塁はお寺の東~北東にありました!やはり城跡歩きの基本は、ぐるっと1周することですねw
お寺の東側に「寺前公園」という小さな公園があり、その外周をフェンスが囲んでいます。そのフェンスの内側で、不自然な土盛りがw何も案内や説明板はありませんが、史跡を後世に残そうという雰囲気が感じられました。
土塁の周りに堀もあったそうですが・・・これだけ宅地化が進んだ中で、土塁が残ったことだけでも良しとしましょうヽ(´ー`)ノ
◆歴史◆(妄想のみ)
法林寺館については、いつ、誰が築いたのか全くわかりません。遺構から、中世に武士が館を構えていたと考えられてはいますが・・・ここまで「不明」なのも珍しいですw
お寺は912(延喜12)年、安成院満慶による開かれたと伝わっています。一時廃れたようですが、応永年間(1394~1428年の間)に法光円融禅師によって再興されました。江戸時代には幕府より朱印地25石を与えられたのだとか。
・・・ということは、お寺が無かった鎌倉時代~室町時代前半に誰かが城館を営んだということですね。今の所、大石氏が築いた二宮城という説や、その家臣の屋敷ではないかという説があるそうです。
所在地:東京都あきる野市小川東2丁目
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