2016/07/18
仲明城/静岡県磐田市
仲明城は、登城路がありません。訪問日は2015年1月11日です。

仲明城へは、仲明公会堂を目指します。まずは無事にターゲットを捉えました^^

さて、ここからですが・・・事前のリサーチでは登城路は無し。川沿いに進んで「登りやすい所から登る」んだそうです。それどこよ?って感じで、ウロウロしました。ちなみに一番人気は、奥の方に見える白い小屋の所からだそうです。

私は天邪鬼なのですが、単に知らずにかなり奥から登りました。水路の脇の道の突き当りまで進み、城側に空き地がありました。ここから見ると、比高がそんなに高くないように見えます。

実際には5mくらいはありそうです。写真で見ると簡単に登れそうですが、足元が滑りやすく大変でした。

登った所は南に張りだした尾根で、そこからまた緩やかに高くなっていきます。

一番高い所から城跡方向を見た所です。下り坂になっています。城跡 = 一番高い所 ではないのですね!
ちなみに、私がこれから紹介するのはお城の南部分だけです。北部分があったなんて、ついさっき知ったので


ここら辺は木の手入れがされており、下草がありません。Google Mapの航空写真だと、丁度木が切られている辺りです。チェーンソー担いでどこから登って来るのかがとても気になります。たぶん、そのルートが一番楽だと思われるので。

なんだ、藪大した事ないじゃん♪なんて思ったのも束の間。進んで行く内に、木々雑草の壁にぶつかりました。あぁ、城跡まだこの先なのに・・・でも、もうこの写真をよく見ると写ってます♪

意を決して草を掻き分けると、なんだかとっても急斜面。そして、その向こう側がまた高くなって・・・って、堀切でした


ほら



という訳で、ここから先はずっとこんな感じですwww

そうこうしている内に、次の堀切見えて来ました。
見えますよね?
見えませんか?
そうですか・・・

ほら

さっきよりも規模の大きな堀切です。他の方が書かれているのはこれだと思われます。さっきの所とは違い、竹が密生しています。

皆さまが「これ登るのかよ」と書かれている堀切です。竹がビッシリ生えているので掴まる所は沢山ありますが、ほぼ絶壁です。さらには竹の密度が濃すぎて、通れない所ばかり。それでも、良く言えば気合と根性で登ります。

2つめの堀切を何とか登り切ると、平らになりました。堀切の脇には土塁が無かったので、造りとしてはちょっと古いかもしれません。ちょっと進んだら、まとまった空間が現れました。ここが主郭でしょうか。

進行方向左側の端には、こんな感じで土塁もあります。写真頑張ったのですが、見えますでしょうか・・・見えますよね?


そこから西側を見た眺めです。草木が無ければ、とても見晴らしがいいですね!舌状台地の先端部なので、来れる所まで来たという感じです。

帰りはどこから下りようか?とかなり悩みました。城跡から南側を見ると、10m程の断崖になっているからです。木々が密生しているので、木に掴まりながら下りようか?なんて思いました。さすがにこの案はボツですけど


そして、まだ見つけてないモノが1つ。事前のリサーチでは、城址の標柱が公会堂付近にある筈でしたが見当たらず。場所間違えたのかと目を皿にして探したら、水路脇に朽ち果てた杭っぽい物がありました。水路に下りて近づいて見ると「○跡 仲明○」の字は辛うじて読み取ることが出来ました。これが1年半前の状態なので、まだあるかどうかは?です

◆歴史◆
城主が敷地左衛門と伝わるのみで、あとはわかりません

所在地:静岡県磐田市敷地
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