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志津城/静岡県浜松市西区

志津城は、ちょっと前まで城址碑がとても見つけにくい所でした
訪問日は2014年8月7日です。

【写】志津城①

北側から見たところです。バイクを停めてある脇のジャングルの中に城址碑があります。バイクがこっちを向いているのは、一度通り過ぎてUターンしたからですwww

【写】志津城②

見つけづらいということで、反対側からも撮りました。こうしておけば、後日このブログをヒントに見つけてくれる人が出ると思ったからです。

この時はまだ知らなかったというか、知りようも無いのですが・・・来年の大河ドラマの主人公ゆかりの地ということで、現在は見つけやすくなっています。拝見したサイト様の写真では、真っ赤な幟がはためき、木も切られていました。ということで、今となっては昔懐かしい写真となってしまいましたあせる

【写】志津城③

いよいよ、真横からの写真です。このアングルで見れば「あ、何かある?」と気づくと思います。我ながらよく見つけたと感心します。やっぱり、城キチの嗅覚って侮れませんよね?

【写】志津城④

藪の中にある城址碑です。なぜこんなことになったのか?ですが・・・今では日の当たる場所になっています。

とまぁこんな感じで、遺構は全くありません。それというのも、1905年にお城のあった山を切り崩し、ここいら一帯を開拓したためです。標高は100m程あったそうで・・・お城があった頃は、湖に突き出した半島だったのかもしれませんね。


◆歴史◆

993年、藤原共資により築かれました。

藤原共資は名前が示す通り、バリバリの貴族です。遠江の国司に任命され、天皇の命令によりこの地に赴いたのだそうです。天皇の命令ということは、荘園の保護が目的でしょうか。遠江の国司をググってみると、藤原共資の名が見つからず・・・荘官として派遣され、そのまま土着して武士化したのでしょうか。

藤原共資は1010年、養子を迎えました。経緯が「ホントかよ?」って感じですが。井伊谷の神社で育てられていた捨て子が、神童として有名になったそうです。跡継ぎの男児に恵まれなかった藤原共資は、この子を自分の養子に迎えました。後に自分の娘と娶せ、この子が藤原共保となりました。

1032年、共保が家督を継ぎ、井伊氏を名乗るようになりました。

井伊氏のはじまりには諸説ありますが・・・藤原共保は家督を継ぐと、ゆかりの地である井伊谷に城を構え、井伊姓を名乗ったそうです。そのため、志津城は廃城になったと考えられます。

その後の井伊氏は・・・

井伊共保は、またたく間に勢力を拡大し、有力者となりました。室町時代初期の井伊氏は、南朝方として行動します。遠江に来る前から天皇家と密接な関係がありましたからね。南北朝時代には、後醍醐天皇の皇子・宗良親王を井伊谷城に迎えています。

時代は下り、戦国時代には井伊直政が徳川家康に仕えました。江戸時代には代々彦根藩主を務めています。安政の大獄をやった井伊直弼なんて、歴史の教科書に載っていますもんね!

そして!来年の大河ドラマの主役は井伊直虎です。今は知らなくても、来年は超有名人になる予定ですw


所在地:静岡県浜松市西区村櫛町

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プロフィール

なぽ

Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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