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登屋ヶ根城/愛知県豊川市

登屋ヶ根城は、ちょっと変わった目印があります。
訪問日は2014年8月5日です。

登屋ヶ根城①

城跡への入口は、北側のココです。ピンクの看板が目印、、、かもあせるすでに登城口が見えています。

登屋ヶ根城②

上の写真に写っている白いのがコレ。
間違いありませんね(*´▽`*)

登屋ヶ根城③

そこから登った所に、いきなり立派な堀が現れます。小さな丘ですが、造りは山城そのもの。ちょっと嬉しくなります恋の矢

登屋ヶ根城④

立派な堀に出会うたびに、どうやって撮ろうか悩みます。デジカメなので、思う様にバシバシ撮りまくりますが。一口に「堀が好きラブラブ」と言っても色々ですよね?私は勝手に名前を付けると「堀底派」でしょうか。深い堀の底から見上げる感じが大好きです。でも、上から「うわぁ、深いなぁドキドキ」っていうのも好き。・・・結局なんでもイイんですねあせる

登屋ヶ根城⑤

で、最初に登った所はこんな感じでした。削平された郭という以外、特に造作は見当たらず。・・・堀と比べると、温度差がw

登屋ヶ根城⑥

そこからさらに登れと神様のお告げがあったような、無かったような・・・

登屋ヶ根城⑦

登ったらこんな感じでした。事前に参照させて頂いたサイト様では綺麗な畑でしたが・・・耕作放棄地的な感じです。このまま藪に還ってしまうのではないかと、ちと心配です。もう一つ、主郭が残っていますが、そこはさっきの看板が示す施設があります。


◆歴史◆

番場致由により鎌倉時代の永仁年間(1293~98年の間)に築かれました。

番場致由は、鎌倉時代末頃の人物です。あまり詳しい事はわからないのですが・・・すぐ北にある赤石神社の縁起に登場します。番場太郎致由は鎌倉幕府の命令で讃岐から移って来たのだとか。そして、城の鎮護の神として赤石神社を現在の場所へ遷したんだそうです。・・・わかったのはココまでですあせる

関口氏の城となりました。

関口氏は今川氏の庶流です。今川氏は吉良氏から分かれた一族で、今川太郎基氏の弟が、関口次郎経国です。関口氏は、今川氏から更に三河国宝飯郡関口を分け与えられて派生した一族です。関口は、長沢村西端に関所を置いたことに由来するのだそうです。・・・地図で見ると、確かに長沢の西にあります^^

関口氏は代々刑部大輔に補され、足利一門として室町幕府御家人の地位にありました。戦国時代には駿河守護・今川氏親に仕え、静岡市西端の用宗に居たそうです。しかし、今川義元が桶狭間の戦で討死した後、今川氏真に所領を次々に削られました。本貫地である登屋ヶ根城のある関口の地も松平氏に奪われており、居場所を失いました。そんな訳で、武田信玄が駿河へ侵攻すると、関口氏は武田方に鞍替えする者が続出しました。・・・松平氏に奪われたんですね。

すぐ東に長沢城がありますが、関口氏の一族・長沢四郎が治めていたそうです。長沢城の事をググってみると、1458年に松平信光が長沢四郎から夜襲で城を奪ったそうです。以後、長沢の地が長沢松平氏の支配地となります。そのため、この頃に登屋ヶ根城は廃城になったと思われます。


所在地:愛知県豊川市長沢町

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Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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