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高縄城/愛知県豊橋市

高縄城跡は現在、女子高になっています。
訪問日は2014年8月7日です。

高縄城①

城キチが一番苦手な施設ですネ・・・なので、そんな場合は朝早く尋ねるようにしています。ということで、別名は大津城とも呼ばれます。・・・脈絡がwww

高縄城②

8月なら朝4時半には明るくなり、5時には十分撮影が出来ます。ココは朝7時を回っていましたが、ギリギリセーフでした。さすがに、お嬢様達の群れにカメラを向ける勇気はありません。

高縄城③

ということで、高縄城跡は高校の正門脇にこれがあります。校庭に土塁の一部が残っているらしいですが・・・残念ながらわかりませんでした。


◆歴史◆

1475年、戸田宗光が城主となります。

戸田宗光が知多郡から渥美郡に入り、最初に拠点とした城です。戸田宗光は、渥美郡の分郡守護代・一色政照が京へ出兵している間に渥美郡を制圧。京から戻った一色政照は、戸田宗光の勢いを見て争わずに和睦しました。

1479年、戸田宗光が田原へ移りました。

一色政照を隠居させ、自らを猶子にさせ田原へ進出しました。そして田原に城を築き、1481年に完成するとそちらへ移りました。

1493年、戸田宗光は渥美郡北端に築いた二連木城へ移りました。

戸田宗光は渥美郡支配を強化するため、二連木城を築いてさらに北へ進出しました。田原城は嫡男の戸田憲光に譲りました。

1505年、牧野古白が渥美郡に進出し、今橋城を築きました。

渥美郡で勢力を拡大する戸田氏を警戒し、今川氏親が築かせたとされます。牧野氏は二連木城から西を流れる吉田川の向こう岸が勢力の中心でした。今橋城(後の吉田城)は二連木城から1kmの所にあり、大手門が二連木城側にありました。そして、今橋城の牧野氏と二連木城の戸田氏は、以後数十年に渡って攻防を繰り広げます。高縄城は二連木城と田原城の中間にあるので、両城をつなぐ重要な拠点になったと思われます。

1547年、田原城が今川義元に攻め落とされました。

一族すら抑えられなくなった松平広忠が、嫡男を今川義元に人質として差し出しました。その護送を担ったのが、田原城主の戸田康光です。三河湾で船に乗せ、東の駿府へ向かうはずでしたが・・・船は西へ進み、尾張の織田信秀のもとに到着しました。激怒した今川義元は、田原城を攻め戸田康光は討死しました。戸田一族は今川義元に従った者や松平家に逃れた者など、散り散りになりました。以後、田原城には今川家から城代が派遣されるようになりました。

戸田忠次が高縄城主となりました。

戸田忠次は戸田康光の弟です。今川義元が田原城を攻めた際は、辛うじて岡崎に逃げ、そのまま松平家の家臣となりました。1563年の三河一向一揆では一揆方に加勢したのですが・・・松平元康の機嫌をちょびっとだけ損ねたことが原因で、すぐに松平方に復帰しています。その後は数々の手柄を挙げ、やがて故地である高縄城を与えられました。

1590年、廃城となりました。

徳川家康が関東へ移り、戸田忠次も伊豆国下田へ移りました。この時吉田城に入った池田照政により、二連木城や高縄城が廃されました。


所在地:愛知県豊橋市老津町

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Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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