2015/10/04
下奈良城/愛知県一宮市
下奈良城の跡地は住宅街となっています。訪問日は2014年8月2日です。
▲現況
ここも御多分に漏れず、遺構が全くありません。言われなければ分からない城跡です。住宅街のT字交差点に、こんな感じで城址碑と説明板があります。

▲城址碑と説明板
お城自体は一度の戦で使われただけの、臨時の陣城でした。にもかかわらず、こんなに立派な城址碑と説明板があります。至れる尽くせりです


▲図
説明板にはこれまた嬉しい図まであります!・・・数えてみたら、家25軒分の広さです。地図上では、道の曲がり具合から田んぼに囲まれた微高地といった感じがします。本陣近くで敵に「足掛かり」を作らせないようにするための砦だったんですね!
◆歴史◆
1584年、小牧・長久手の戦の際に築かれました。
小牧・長久手の戦で、徳川家康が小牧山城を本陣としました。これに対し、大坂を出陣した羽柴軍は当初、犬山城へ入りました。その後、本陣を楽田城へ移すに当たり、小牧山城との間にいくつも砦を築きました。下奈良城はこの時に築かれました。戦況はあちこちに書かれているので省きます。
・・・戦後、下奈良城は廃城となりました。
所在地:愛知県一宮市春明
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