2015/03/25
岩村田城/長野県佐久市
岩村田城は幕末に築城が開始された未完成のお城です。訪問日は2013年7月30日です。

▲土塁
城跡には小学校があるので、そいつを目印に攻めます。
そして近づくと、地形がやっぱりそれっぽい!
まだ何も見ない内からただならぬ雰囲気が感じ取れました。
・・・もはや揺れるススキを見て幽霊と勘違いするのと同じLvかもです

でも!ちゃんとありましたヽ(´∀`)ノ

▲城址碑
いかにもな土塁の上には、石のモニュメントが3つ並んでいました。
勿論、真ん中が城址碑です!
いつの時代だって「センターは城址碑」と、昔誰か偉い人が言ってたかもしれません。
もはや脳内はジャイアンと化しているようです


▲岩村田小学校
そして一応撮った小学校です。
新たにお城を築こうとしたのですから、しっかり削平はしてあったでしょう。
そうして出来た広大な平地は、全国的に学校用地に転用された所が多いですよね。
◆歴史◆
1864年、築城が開始されました。
岩村田藩の藩主・内藤正誠が城主格に格上げとなり、築城を開始しました。
藩主はこの時17歳です。
これは先代藩主の祖父・内藤正縄が安政の大獄に貢献したことによるのだそうです。
お城と陣屋って、藩主の格で呼び分けられるんですよね。
大名かどうかは石高が1万石以上か以下かですが、城主格というのが別にあります。
この城主格の藩が築いたものは城と呼ばれ、そうでないものは陣屋と呼ばれています。
なので、どんなに規模がデカくても、城主格でなければ陣屋となります。
何がお城で何がそうでないのか、だんだん境界が曖昧になってきました

岩村田藩は幕末は新政府方として行動し、各地に出陣しました。
1869年の版籍奉還後は岩村田藩知事となりましたが、廃藩置県により失職しました。
その後、内藤正誠は1877年には財政的に破綻し、1880年に36歳で亡くなっています。
所在地:長野県佐久市岩村田
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