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松島城/長野県箕輪町

松島城跡は蓑輪町役場となっています。
訪問日は2013年7月30日です。

松島城/①役場
▲箕輪町役場

訪問前に地図をみていて、役場の周囲が堀跡なのかと思っていました。
・・・と思いつつ、全然見てませんあせる今地図を見ても、やっぱり東側って堀跡だよな~なんて思うのですが・・・私は見てないのですが、どこかに城址碑があるらしいです。さっき知ってちょっとガーンとショックを受け、そして立ち直った所です。駐車場にクルマが居ないのは、朝6時だからです。この日はこの時間で既に3つ目の城跡ですw


◆歴史◆

松島氏が居城としていました。

松島氏の出自には色々と説があるようですが、小笠原長清の子孫を称しているそうです。
よそのサイト様によると、1531年に没した松島政行の墓碑が役場の敷地内にあるそうです。
松島政行が2代目ということなので、初代がやって来たのはその3、40年前ぐらいでしょうか。
初代が誰でいつやって来たのかは、結局わからず終いですあせる

以下推測です。
その頃のこの辺であった大きな出来事を漁ると・・・
1487年、高遠継宗が諏訪氏の内紛で大祝家に味方し、
上伊那郡一帯を支配下に収めました。
・・・これかもしれませんね。

高遠氏は諏訪大祝家と連携して諏訪惣領家と対立していました。
諏訪家の内紛は小笠原家の内紛ともリンクしています。
諏訪惣領家・府中小笠原 vs 諏訪大祝家・鈴岡小笠原家という構図です。

松島氏初代(名前わからず)は小県郡から来たそうです。
地理的には諏訪のすぐ北東なので、諏訪・高遠両氏とは繋がりがありそうですネ!
戦国時代の松島氏は、藤沢頼親の配下として行動しています。
藤沢氏は高遠氏とよく行動を共にしています。

1547年、松島貞実が木曽義康に謀殺されました。

よそさまのサイトでは木曽義昌に殺されたと書かれている所が多いですが・・・
1540年生まれの木曽義昌は、この時6歳か7歳です。
さすがにこれは無いでしょうw
・・・という事で、私は義昌の父・義康の仕業ということにしておきます。
理由はサッパリ不明です。

以下推測です。
諏訪氏・高遠氏が武田晴信に滅ぼされ、
木曽氏は小笠原氏とともに抵抗していました。
それは上伊那郡の領主も同じことだったのですが・・・
松島貞実が武田側に寝返るという噂でもあったのでしょうか?

1556年、松島信久が武田軍により処刑されました。

川中島で武田軍と上杉軍が戦っている最中に、上伊那郡の領主達が木曽義昌を攻めました。
この前年に武田軍に降った木曽氏ですが、信玄の三女・真理姫を娶り一門衆となりました。
それまではともに武田軍に抵抗していたので、かなりギャップがありますね。
1547年の件もあり、上伊那衆と木曽氏は何かしら因縁があっとように思えます。
武田軍はこの事件が起こると、川中島から上伊那郡へ矛先を変え、首謀者8名を捕らえました。
そして、伊那狐島で磔にして処刑し、晒し首としました。
この首謀者の1人が松島信久です。

以後の松島城についてはわからず、この時に廃城になったものと思われます。


所在地:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪

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故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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