2014/07/18
古国府城/富山県高岡市
古国府城跡は現在、勝興寺となっています。訪問日は2008年3月22日です。
ちょうどお城巡りを始めたばかりの頃に訪問しました。この頃はまだ有名所の天守とか櫓がある所ばかり回っていました。横浜住みなのに、この時は北陸弾丸日帰りでw

この時巡ったお城は福井の勝山城(博物館)、丸岡城、金沢城、末森城、七尾城など。建物があったり超有名だったりです。そんな中で1箇所だけ、有名でもないココに来たのはこの櫓があったから。

今見てもお城を意識しているように見えるのは、ビョーキのせいではないかも。この登城記書こうと他の方々のサイトを見ていると・・・周囲は空堀と土塁で囲まれ、越中国府跡の石碑もあるんだとか。城郭寺院跡としての見所が満載です。今度行ったらしっかり見なきゃ

◆歴史◆
奈良時代~平安時代、ココに越中国府がありました。746~751の5年間、歌人としても有名な大伴家持が国司として赴任したこともあります。
天正年間(1572年~)、神保氏張が城を築いたとされます。
築城年代は不詳で、それ以前から城砦があった可能性もあるそうです。1571年に神保長職が方針転換し、上杉謙信に反抗するようになりました。神保氏張は能登の温井氏や長氏との繋がりが強く、反上杉派だったそうです。織田軍が越中に侵攻すると味方し、神保氏張は佐々成政に仕えるようになりました。
1584年までに廃城となりました。
佐々成政が城跡を勝興寺に寄進したのが1584年です。勝興寺は浄土真宗のお寺で、1581年に織田軍と上杉軍との戦で焼失していました。佐々成政が越中支配のため、一向一揆との関係構築を模索していた様子が伺われます。
所在地:富山県高岡市伏木国府
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