2014/02/07
那須城/滋賀県豊郷町
那須城跡は八幡神社となっています。訪問日は2012年8月4日です。
▲八幡神社

▲城址碑
那須城跡も神社となっています。神社は周囲と比べると木が多いので場所が分かりやすいですヽ(´∀`)ノ平地に限れば、ですが。
近所には土塁の痕跡も残っているようですが・・・当時の私は土塁には魅力を感じなかったようで、見に行きませんでした。こうして過去を振り返ると、嗜好の変化に気付かされますねw
◆歴史◆
1190年頃、石畠宗信が城を築いたと伝わります。城と言っても、当時の事なので居館なのかもしれません。
石畠宗信は源平合戦で活躍した弓の名手・那須与一の次男です。おそらく与えられた地名を取って、名乗りを変えたのでしょうね。近江に所領を与えられた石畠宗信は、近江の主・佐々木氏に仕えました。
石畠宗信でググると・・・1番最初に出てきたのは、1235年に親鸞聖人に帰依したエピソードでした。これは親鸞聖人が関東から京へ帰る途中、毘沙門堂で夜露を凌いだ時の事です。
その夜、親鸞聖人はこの地に留まって教えを広めなさいという夢を見たそうです。一方、領主だった石畠宗信も、毘沙門堂にいる僧に帰依する夢を見たそうです。夜が明けて石畠宗信が毘沙門堂に行くと、夢の通りの僧が居ました。話し掛けてみると、前の夜に二人が見た夢が一致しました。この事がきっかけとなり、親鸞聖人は数年間留まって布教したそうです。
現地の説明板によると、1239年に八幡宮、1258年には称名寺が城跡に勧請されました。石畠宗信も高齢だったでしょうから、隠居とともに館の地を寄進したのかもしれません。
所在地:滋賀県犬上郡豊郷町石畑
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