2014/02/02
柏原御殿/滋賀県米原市
柏原御殿は近江と美濃の国境近くにあった柏原宿にありました。訪問日は2012年8月4日です。
▲御殿跡の公園
多分、当初は寄る予定が無かった・・・と思います。御殿ってお城じゃないような気がするので。でも、どこからお城?って言われると、何とも答えようが無いです。にわか城キチでごめんなさいwww
さて、箕浦氏の代官所跡から柏原城跡への移動中、何やら説明板らしきものを見つけました。それが柏原御殿跡でした。あれ?柏原城ってここだっけ?という感じでしたが、説明板でそうで無い事を知りました。しかし、確認しようとバイクを降りたのも何かの縁、ということでちょっとだけ寄り道しました。

▲説明板

▲絵図
「御殿」と呼ばれるのは、江戸時代に将軍が宿泊した施設を指します。柏原御殿は徳川家光が上洛のために柏原に築いたため、そう呼ばれています。徳川家康の代から、上方への移動では西村氏の屋敷に宿泊するのが恒例でした。それ以前にも織田信長や豊臣秀吉は、ここを通る時はほぼ毎回宿泊していたそうです。この西村氏は地元の代官・箕浦氏の配下でした。
ただ、あまりにも頻繁に上洛するので、1623年に自前の御殿を築いたのでしょう。同時期に水口御殿、伊庭御殿、永原御殿も築いたので、西村氏に配慮した訳ではないようです。しかし、江戸幕府の治世が進むにつれて、将軍が上洛する回数が激減しました。そのため、1689年には役目を終えて解体されました。
所在地:滋賀県米原市柏原
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