2013/12/28
鹿毛馬神籠石/福岡県飯塚市
鹿毛馬神籠石は飯塚市鹿毛馬にある列石群です。訪問日は2012年7月7日です。

▲石碑
なんとなくで立ち寄ったのですが・・・
無難に辿り着いちゃいました^-^
通り道にあったから寄ったという感じです。
御所ヶ谷神籠石のような見事な石積みが見れたらいいな、という感じです。
地図で印を付けた所に、史跡に指定された記念碑があります。

▲説明板
すぐ近くに説明板があり、現在分かっている事が書かれています。
それによると・・・
江戸時代に貝原益軒が「筑前国続風土記」で「古代の牧場跡」として紹介しているそうです。
牧場かぁ(´▽`*)
まぁ、今もって何の目的で築かれたのか解明されていませんからねw

▲案内図
石碑や説明板周辺では特にこれといったものは見られなかったので、
水門跡を目指しました。
川沿いに南下するとすぐに橋があり、数台分の駐車スペースがあります。
そこに写真の案内図がありました。
この近くに列石があるのか・・・ということで山中へ突入。

▲列石
駐車場脇から右手に山道があります。
夏場に山登りはヤダな・・・と思いつつ登りました。
でも山道はすぐに終わってフラットな散策路に。
その道沿いに大きな石が綺麗に並べられていましたヽ(´ー`)ノ

▲列石
きっとこの先に・・・と期待に胸を躍らせながら進みます。

▲列石
どこまでもどこまでも綺麗に続く石の列。
とまぁ、写真の通りずっとこんな感じでした。
ズンズン進んで行くと道は藪で閉ざされ、石の列もそこで終わっているようでした。
藪を掻き分けてまで見る物も無さそうだとケリをつけて、元来た道を戻りました。

▲水門跡
駐車スペースの片隅には水門跡がありました。
草ぼーぼーの一角が簡単な柵で囲まれています。
確かに窪みに水があるようですが・・・
生い茂った草で中はよく見えませんでした┐(´∀`)┌
◆歴史◆(不明)
鹿毛馬神籠石は、7世紀に築かれたとされています。
水門跡の発掘調査で、その頃の須恵器が発見されたことが根拠となっています。
「神籠石」は見慣れない名前ですが、「こうごいし」と読みます。
これは最初に発表されたものが神社の参道脇にあったからついた名前だそうです。
城として築かれた説が今の所有力なのですが、それも場所によるそうです。
御所ヶ谷神籠石や鬼ノ城などは形状的に軍事拠点らしさがあるのですが・・・
鹿毛馬は最初に命名された通り、
神聖な場所として祀られていたのかもしれません。
地形的に要害っぽさもありませんし、
列石が防御に役立つとはとても思えません。
そこで私も新説を!・・・大した根拠はありませんが( ゚д゚)v
神籠石は西日本、特に福岡県に多数築かれています。
時期的には古代大和朝廷が九州を制圧して間もない時期だと思われます。
そこで、朝廷が領主の忠誠心を試そうと築かせた
・・・のかも・・・しれない・・・かも。
数kmに渡ってかなり重い石を並べるのは、土豪レベルでは無理でしょう。
ご利益があるからといって地元民が進んで協力するレベルでもありません。
何となくですが、懲罰的な意味合いがあったのかもしれません。
所在地:福岡県飯塚市鹿毛馬
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