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堀越城/福岡県北九州市

堀越城は、長野城の西隣にあった山城です。
訪問日は2023年1月1日です。

堀越城【全体】
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登山口は、長野緑地の西駐車場です。
無料ですが、8時~20時の間だけ利用可能です。
夜は無いと思いますが、朝駆けは出来ません。
登山道はよく整備されています。
城山までは東西2つのルートがあります。
私のおススメは時計回りです。
現地では笠岩から先に回ると覚えておいて下さい。
剣立山側は傾斜がキツイので、登るのが大変です。

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堀越城【1】
【1】説明板 上に戻る

長野緑地には3つの駐車場があります。
堀越城へ行くには、西側の駐車場を利用します。
無料ですが、朝8時にならないと開きません。
当日は入口から通路に登山者グループが数台停めていました。
お疲れ様と言っていたので、下りて来た所のようです。
山で初日の出でも見て来たのでしょうか。
松山城もそんな感じなので、駐車場は意外と混んでます。
堀越城の登城口ではありますが・・・
真ん中に描かれているのは、長野城 の縄張図です。
堀越城【2】
【2】堀越城はこのイラストだけ 上に戻る

堀越城はと言えば、イラストの端にありました。
ただ、位置が剣立山っぽいのですが・・・
何となくイメージは掴めるので良しとします(`^´)
堀越城【3】
【3】分岐 上に戻る

高速道路を潜り山道へ。
割とすぐに道が分岐します。
案内は左が笠岩、右が剣立山です。
どちらからも堀越城には行けますが・・・
登りは、傾斜の緩い笠岩側がおススメです。
堀越城【4】
【4】下から見る笠岩 上に戻る

登山道を登っていると、こんな場所に出ます。
いい撮影ポイントですね!
興味無かったので事前には見ていませんでした。
ただ岩があるだけでも面白いですが、形が独特です。
でもこれ、笠ですかねぇ?
私は烏帽子の方が合ってるような気がします。
堀越城【5】
【5】登山道から見た笠岩 上に戻る

笠岩まで来たなら山頂も近いハズ!
そう考えると俄然元気が出て来ます。
笠岩の横まで一気に登りました。
一般ピープルからはこんな角度ですが・・・
堀越城【6】
【6】空から見た笠岩 上に戻る

お天気良いし木々も無いので2023年の初フライト!
城山をバックに撮ったつもりでした。
正解は、右のもっと高い山が城山です。
城キチあるある?で、行くまでどの山か?だったりします。
堀越城【7】
【7】堀越城の案内 上に戻る

ここまでの案内は笠岩しかありませんでした。
その笠岩を過ぎると、堀越城の案内に変わります。
えー、あと30分!なんて思いますが、そんなにかかりません。
堀越城【城域】
【城域】 上に戻る

笠岩を過ぎると、いよいよ城域に入ります。
山頂を中心に北西・北東・南東の尾根に遺構があります。
笠岩は南東尾根、剣立山は北東尾根にあります。
堀越城【8】
【8】南東尾根の堀切 上に戻る

笠岩を過ぎると、傾斜が緩くなります。
貫山への山道と分岐すると、いよいよ城山の尾根です。
鞍部から尾根の登りに差し掛かろうとすると土の壁が。
その御前に、大きな堀切様がいらっしゃいました(*´∀`*)
堀越城【9】
【9】南東尾根の堀切 上に戻る

上からだと相当深く見えましたが・・・
堀底の端から撮ると、そんなでもないように写ります。
もう、恥ずかしがらなくてもイイのに。
堀越城【10】
【10】南東尾根の段曲輪 上に戻る

堀切から先は城山山頂から伸びる尾根。
その表面は、大きな階段のように段があります。
堀切であたふたする敵を、一斉射撃でお出迎え!
なんて事が出来ると思います。
堀越城【11】
【11】主郭 上に戻る

山道はすんなり平坦面に入ります
虎口っぽい構造はありませんでした。
ここが堀越城の主郭です。
山頂部がとても広く平らにされています。
外周には土塁はありません。
構造としては古い部類のようです。
堀越城【12】
【12】城址プレート 上に戻る

主郭のやや北寄りにこれがあります。
こういうの、あるととっても嬉しいデス!
私もこういうの置いて来ようかなんて思うこともあります。
でも、場所間違えてたらハズイですよね(;'∀')
堀越城【13】
【13】北西尾根へ 上に戻る

主郭に着いたので、今度は北西尾根へ。
行き帰りに通らないので、わざわざ見に行きます。
登山道ではありませんが、歩いた跡があります。
下る道がある訳でも別の山がある訳でもなし。
山キチさん達には、全く用の無い方向です。
城キチがかなりここを訪れているようですネ!
堀越城【14】
【14】北西尾根の段曲輪 上に戻る

こちらの尾根も、段々に曲輪が連なります。
その1つ1つが、南東尾根のものより広いです。
傾斜が緩いせいでしょうか。
堀越城【15】
【15】北西尾根の堀切 上に戻る

その先端部に幅の広い堀切があります。
真ん中がちょっと盛り上がっているような気が。
元々は二重の堀切だったのかもしれません。
堀越城【16】
【16】北東尾根の段曲輪 上に戻る

さて、見る所は見たので山を下ります。
笠岩から登って来たので、下りは剣立山へ。
そっちの案内に従って山道を下ります。
こちらの尾根にも、段曲輪が連なっています。
1段につき1枚撮って段数を数えよう!と思っていましたが・・・
振り返って撮ったら、ここから下の段を忘れました(・_・;)
堀越城【17】
【17】剣立山 上に戻る

そうこうする内に、視界が開け小さなピークが。
尾根のピークなら眺めがイイよね!という場所です。
ここには何も標示が無かったのですが、剣立山です。
下に沢山案内出てたので、何かあると思っていました。
城山側はこんなですが、ピークは視界が開けています。
堀越城【18】
【18】剣立山からの眺め 上に戻る

ほら、こんな感じに!
ちゃんとベンチまであります。
ここを剣立山だと思わなかった自分が、ちょっと不思議です。
堀越城【19】
【19】空から見た城山 上に戻る

さて、見晴らしが良いのは北側だけ。
城山を振り返ると、木々が邪魔でよく見えません。
ならば私には翼がある!ということになります。
普通なら剣立山とツーショットで撮るのですが・・・
まだ先だと思っていた私に、そんな発想は生まれませんでした。
堀越城【20】
【20】北西麓の尾根 上に戻る

堀越城の城域は、剣立山の50メートル下の曲輪群で終わりです。
その曲輪群は残念ながら気付かずに通り過ぎてしまいました。
山道は、城跡だと思えばそれっぽい場所がいくらでもありますから^^;
GPS見てあ~あ、通り過ぎたっぽいと気付きました。
あとは下るだけ!と思っていましたが・・・
途中で、どうにも引っ掛かる場所がありました。
下って来た尾根の付け根が窪み、この先に細長い尾根。
もしかして?と思い、立ち寄りました。
堀越城【21】
【21】段差 上に戻る

尾根先端は平坦で、しかも段差まであります。
これって曲輪じゃね?というのが私の感想です。
堀越城【22】
【22】土塁っぽい土盛り 上に戻る

しかも、山道側にはこんな土盛りまであります。
この下は急斜面をジグザグに登って来る山道です。
敵を迎え撃ったり、麓を見張るには丁度良さげな場所です。
堀越城【23】
【23】北西尾根付け根の下 上に戻る

先程書いた通り、尾根の付け根は急斜面です。
たぶん、登山道全体で一番険しい場所かもしれません。
ここで上から一斉射撃されたらイチコロです。


◆歴史◆

詳細不詳です

長野城から至近距離のため、長野氏の城と考えられます。
山中で直接行き来出来る道もあるくらいですので。
史料上では大城、小城、鷲ヶ城と記されています。
ただし、鷲ヶ城は北隣りの丸ヶ口城の可能性も指摘されています。
大城は主郭、小城は北西尾根の細長い曲輪を指すと考えられています。
鷲ヶ城が堀越城だった場合、高橋治勝の居城という事になります。
戦国時代の長野氏は、大友家・毛利家双方から攻められ離散。
1578年に大友軍が耳川で大敗した後に復活しています。
長野氏は秋月種実の弟が長野助盛を名乗っています。
大友家に反旗を翻した高橋鑑種も秋月氏から養子を迎えました。
そのため城主は、長野姓・高橋姓を名乗る秋月家出身者と思われます。


所在地:福岡県北九州市小倉南区堀越 GPS軌跡ダウンロードページ
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プロフィール

なぽ

Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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