2021/02/28
花園御岳城/埼玉県寄居町
花園御岳城は、花園城の北西550メートルにありました。訪問日は2021年2月23日です。

①少林寺
花園御岳城への登城口は沢山ありますが、ここが一番メジャーです。
写真は入口側を向いていますが、反対側に大きな駐車場があります。

ここも花園城と同じく、GPSの軌跡目当てで再訪問しました。
とは言っても、6年半も経つと見るポイントが変わってきます。

②五百羅漢道
登城路は少林寺背後の五百羅漢道です。
こんなにあると着く前に500体超えるんじゃ?なんて思ってました。

③竪堀?
五百羅漢道は九十九折れになっていて、登りやすい道でした。
その折れる所の1つに、上から下へ掘られた跡がありました。
これ、竪堀でしょうか?
お城からはちょっと離れていますが。

④釈尊の石像のある広場
山道を登り切り虎口っぽい所から、石像のある広場に出ます。
ここに五百羅漢と千体荒神の説明板があります。
私は山頂に五百羅漢がズラッと並んでいるものと勘違い。
登ってくる道沿いに並んでいたのが、五百羅漢でした。
私のソックリさん、どこかに居たかもしれません


⑤二郭
広場から山道を西へ進むと、土の壁が現れます。
そんなに高くないですが、登る道がクネっとしています。
そんな地味な虎口を登った所が二郭です。
全体的には平らですが、右側がちょっとこんもりしています。

⑥堀切
奥に鳥居があり、その両脇がこんなになっています。
左側はすぐに終わりますが、右側の奥はそのまま竪堀になります。

⑦主郭
鳥居をくぐった先が主郭です。
中央部を空けて、グルっと一周板碑が並んでいます。
おじいちゃんが映って会議を始めるヤツをテレビで見たような・・・
当時の感覚もそんなだったのかもしれません。

⑧竪堀
主郭の左奥が少しだけ窪んでいます。
どうやらこっちが虎口のようで、その先が竪堀になっています。

⑨竪堀
少し下ってみると、竪堀がよりクッキリと見えるようになります。

⑨三郭
下った所の左側には、まとまった平坦地があります。
ここが三郭です。
地図では山頂に上がってくる参道がすぐ下を通っています。
往時からある道だとすると、登って来る敵に備える位置にあります。

⑨横堀
竪堀を挟んで反対側には、ザクっと地面を掘った横堀があります。
ここが一番の見所だと勝手に思っているのですが・・・
写真だといつもの光景にしか見えません

肉眼ではしっかり見えるのですが・・・

ということで、補助線入れます。
曲輪に沿って掘られた半円形の堀です。
これって三日月堀ですよね?
天神山城の三郭や花園城の主郭の下にも、同じような堀があります。
もしかしたら、藤田氏のお城の特徴なのかもしれません。

⑩竪堀
横堀を奥まで進むと、今度は竪堀が現れます。
この竪堀は横堀とは直角になっていて、まっすぐ斜面を下っています。

⑩四郭
竪堀を上がると、その先は細長い曲輪になっています。
ここが四郭です。

⑩四郭
どこまで続いているのか進むと、土塁で行き止まりになっていました。
6年半前にはココには来ていません。
以前訪ねた城跡を久しぶりに訪ねてみると、新たな発見があるものですね^^
◆歴史◆
不明
史料には登場しないお城です。
すぐ近くの花園城の出城だったと考えられています。
所在地:埼玉県大里郡寄居町末野 GPSログダウンロードページ
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