2020/07/18
坂本館/青森県七戸町
坂本館は、七戸城のすぐ南東にありました。訪問日は2018年5月3日です。

写真からは想像がつかないと思いますが、周りは住宅街です。
その中に、ぽっかりと大きな長い窪地があります。
これが坂本館の堀跡です。
幅はおおよそ20メートル、深さは10メートル程の規模です。

何か所か堀底へ下りられる場所があります。
放置され手付かずで、一部雑木林っぽくなっています。
ただ、木がそれほど大きくなく、元々は畑だったのかもしれません。

一部は足元が水っぽく、歩けない所もあります。
かつては水堀だったのかもしれません。
◆歴史◆
七戸城の出城だったと考えらえています
往時は大きなつきの木があり「つきの木館」と呼ばれていたそうです。
城主や「坂本」の由来については不明です。
地理的には、七戸城の南東800メートル弱の所にありました。
七戸城は台地の東南端にあり、東側や南側に備えた造りになっています。
その外堀の役目を果たしたであろう川の対岸に、坂本館があります。
立地状況から、七戸城の南東を守る出城だったと考えられています。
所在地:青森県上北郡七戸町字東槻木
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