2013/08/07
八幡塚砦/東京都大田区
八幡塚砦は六郷神社の所にありました。とても大きな神社で、迷うこともなく、停める場所にも困りませんでしたヽ(´ー`)ノ

とても立派な神社なのですが・・・近所のお子様達が鳥居の下でゴム跳びをやっていました。懐かしい遊び・・・って歳がバレるか


砦があったとは言っても、砦が築かれる前からここは神社でした。周囲もすっかり市街地化しているせいか、ここにも城砦の遺構は見当たりませんでした。
◆歴史◆
行方氏はもとは扇谷上杉氏に仕え、太田道灌の時代の1450年頃から史料に現れます。行方氏はその後、北条氏に仕えるようになりました。周囲の状況から推察すると、1524年に江戸城を落とした北条氏綱の頃と思われます。
六郷神社の棟札によると、1531年、行方半右衛門が六郷神社を修造。さらに1549年、行方弾正が再び六郷神社を修造しています。
1559年の小田原衆所領役帳では、行方与次郎が六郷で361貫24文を領しています。
1569年に武田信玄の侵攻に備えて六郷の領主・行方直清により八幡塚砦が築かれました。本殿の裏には今でも「八幡塚」が残っているそうですが・・・やはりこれもついさっき知ったので、訪問時には見ていません

史料によっては「行方明連」により築かれたとされますが・・・明連は直清の初名なので同一人物です。信玄は滝山城から小田原へ進んだため、当地では戦闘が無かったとするのが通説です。それにしても、神社を砦にしてしまうなんて。
1590年の豊臣秀吉による小田原征伐では、行方弾正が山中城で討死して没落したようです。バチでも当たったのでしょうか・・・
所在地:東京都大田区東六郷3丁目(六郷神社)
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