2019/03/24
福田古館/福島県新地町
福田古館は白河結城氏が南北朝時代に築いた要塞です。訪問日は2016年8月4日です。

南側からの遠景です。
周囲を田んぼで囲まれた島状の高地にありました。
高さは民家の屋根と同じ位です。

ここは駐車場が整備されています。
どこに停めようかと悩む心配がありません

駐車場は城跡の北側にあります。

駐車場脇には、古舘公園の看板もあります。

高さはそんなに無いのですが、周りには腰曲輪がいくつかあります。
沼沢地に囲まれた足場のしっかりした微高地は、守りやすそうです。

主郭内部の様子です。
公園化で遊具が設置されたりしておらず、潰されてはいません。
ごく一部の人種にとっては、草が刈られているだけで立派な公園です


ここには説明板まで設置されています。
城キチにとっては、こういう所がとても訪ねやすくてイイです^^
◆歴史◆
南北朝時代に白河結城氏により築かれました。
鎌倉幕府滅亡後、朝廷と足利氏が対立しました。
朝廷方は南朝と呼ばれ、東北地方では北畠顕家が絶大な勢力を誇りました。
この北畠顕家に従って活躍したのが結城宗広で、各地に領地を与えられます。
宇多郡は1335年に与えられ、家臣の黒木氏を配置しました。
・・・黒木氏って白河結城氏の家臣だったんですね(´ω`)
そのうえで、宇多郡北部を守るために築いたのが福田古館です。
ここには一族の武将を配置して守らせたそうです。
白河結城氏は1343年、南朝方から北朝方に鞍替えしました。
黒木氏もこの頃から相馬氏と同盟関係を結んでいます。
その後の様子がわからないので、この頃に廃城になったかもしれません。
所在地:福島県相馬郡新地町福田字西大窪(古舘公園)
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