2018/09/30
吉田城/愛知県豊橋市
吉田城は東三河を支配する重要な拠点でした。昨年4月に続日本100名城に選出されています。
訪問日は2018年9月15日です。

スタンプ目当てで訪ねました。
11年前にも一度訪ねており、イメージは鉄櫓と石垣がちょっと。
なのですぐに退散するつもりでした。
しかし、駐車場が満杯でなかなな停められず。
かなり奥の方に無理やり停め、川沿いに鉄櫓を目指しました。
後からわかりましたが、ここは三の丸の川沿いの城塁です。

他に見るものも無いので城塁を見ながら歩いていましたが・・・
突然石垣が現れましたヾ(*´∀`*)ノ
しかも、その脇がなんだか窪んでいる様子!
もしかしたら?と思い、そちらへ入ってみました。

すると、その窪みは奥まで続いていました。
これがその堀です。
一番奥まで進むと、駐車場に出ました。
この堀は三の丸とその外側を隔てている堀です。

土の城塁はここから石垣に変わりました。
これは三の丸の石垣です。
川沿いの道をさらに進みました。

今度は石段がある整備された道が現れました。
その道は、先ほどの堀よりもかなり大きな堀底となっていました。

これは三の丸と本丸東脇にある金柑丸を隔てる堀です。
私の吉田城のイメージに、こんな立派な堀はありませんでした。
堀跡大好きな私には、望外の外道ゲットです




この堀底道を進むと、土塁の切れ目が虎口となっていました。
ここは豊城神社のある金柑丸の入口になっています。

上の写真の奥に写っていますが、何やら図のある説明板があります。
この説明板脇の土橋を渡った先が本丸です。

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説明板に載っている図です。
スタンプ目当てだったので、どこだかわからないまま歩いていました。

本丸の東側は、かなり狭い範囲に堀が複雑に巡らされています

南北に掘られた堀の南側に虎口があり、その目の前に二の丸の堀があります。

説明板脇の土橋を渡ると、今度は石垣の食い違い虎口が現れました。
本丸の東側の門です。
ここが何門なのか、案内が無かったのでわからず


東側の虎口から入り、右手には立派な土塁と櫓台があります。
本丸は四隅に櫓があり、ここは北東角の入道櫓跡です。

入道櫓のすぐ目の前に、川に出る門跡があります。
門跡の足元に「北御多門跡」の石碑があります。
ここも食い違いとなっています。

門の出口です。
川沿いの道とは段差があり、傾斜のキツイ石段を通るようになっています。
両脇を石垣が固めており、おそらく櫓門が渡されていたと思われます。
見る時間とってなかったのに、色々見つけては妄想にふけっていましたw

北御多門のすぐ脇が、スタンプのある鉄櫓です。
復元ですが、吉田城で見られる唯一の建物です

ここで目的のスタンプゲットです

続日本100名城スタンプ設置場所
![]() | 鉄櫓 開館時間 10時~15時 休館日 月曜・火曜(祝日は開館、振替休日は休館) 入館料 無料 |

鉄櫓の真正面にも立派な石垣による門跡があります。
これは冠木門跡の石垣です。
足元にあった石碑にはそう彫られていましたが・・・
私の頭には、あの鳥居っぽい門の姿が思い浮かびましたw
スタンプをゲットしたので、次へ向かわなければいけないのですが・・・
思いがけず色々と遺構が残っているのを目の当たりに。
城キチ的にはあれこれ見て回らずには気が済みません。
ということで、ちょっとだけ見て回ることに。
ココで時間を費やしたのが、古宮城到着の遅れにつながりました。
スターでもないのに、立てたスケジュールは分単位でした


冠木門跡の外には、本丸の石垣の刻印についての説明板がありました。
せっかくなのでイタダキました


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そんなに大きくもないお城なのに、これだけ沢山刻印があるんですね!
・・・という事は、徳川家康が各地の大名を動員したという事でしょうか。
石垣の刻印は、自分の手柄をアピールするためのものですからね!

冠木門を外側から少し引いて見た所です。
内側に沢山人が写っていますが、当日は外国人が沢山集まっていました。
本当は本丸全体を撮りたかったのですが、アウェー感で一杯でした

手前に橋が架かっているのは、立派な堀があるからです。

本丸を囲む堀です。
かなり深く、立派な堀です


最後に、川沿いの石垣も見て来ました。
この石段は、先ほどの北御多門跡から川に下りる所にあるものです。
一気に駆け上がれないよう、傾斜が急になっているようです。

鉄櫓の下にある石垣と堀です。
この堀が、先ほどの冠木門前につながっています。
ということは、元々から空堀だったようですね!

本丸の石垣です。
色が違うのは積み直しがあったという事でしょうか?
のっぺり真っすぐでない所が、戦国時代っぽさを感じさせます。

川沿いの道から鉄櫓を見上げました。
やっぱり、石垣には白亜の櫓や天守が似合います

これで白漆喰の長塀があれば満点なのですが・・・
欲張りですね

◆歴史◆
1回目のブログをご参照下さい。
所在地:愛知県豊橋市今橋町(豊橋公園)
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