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五十嵐館/新潟県三条市

五十嵐館は、鎌倉時代から戦国時代まで続いた単郭方形館です。
訪問日は2015年8月5日です。

【写01】五十嵐館

五十嵐館跡は田んぼに囲まれた所にあります。
本物なのか復元なのかは?ですが、土塁が1周巡っています。

【写02】五十嵐館

北側の土塁の切れ目です。
下の図には描かれていないため、虎口ではなさそうです。
でも、こんな風に変化をつけられると撮っちゃいますラブラブ

【写03】五十嵐館

北東側の角に近い所にあるクランクです。
虎口に近い所なので、変化を付けて守りを堅くしたのでしょうか。
慌てて近づくと、ここからも入れると勘違いしそうです。

【写04】五十嵐館

北東の角から南の虎口がある面です。
土塁の外側に堀跡があるのがわかります。
ここは幅が狭いので写真でもわかります。
他の辺でも幅の広い堀跡が見られます。

【写05】五十嵐館

虎口周辺です。
ここはとても賑やかですラブラブ

【写06】五十嵐館

ちょっと熱くなってしまったので、今度は普通の角度で。
土塁が1周巡っているので、向こう側にも見えています。

【図】五十嵐館
拡大表示

説明板に載っている図です。
単郭方形館なのがよくわかります。
ただし、方位はちょっと傾いています。
わざとなのか、そうでないのかは?です。

【写07】五十嵐館

内側の様子です。
土塁に囲まれている風景は落ち着きますラブラブ

【写08】五十嵐館

内部には何やら数字の書かれたものがチラホラと設置されています。
大先輩方の憩いの場となっているようです。
これだけ広い真っ平な芝生の広場ですからねw

【写09】五十嵐館

周りは田んぼに囲まれていますが、高さは同じで微高地ではありません。
もしかしたら一度破壊され、田んぼになっていたのかもしれませんね。


◆歴史◆

鎌倉時代に五十嵐吉辰が築いたと伝わります。

旧地名が「五十嵐保」であり、在地土豪の五十嵐氏の居館とされます。
史料上の初見は、承久の乱で活躍した五十嵐文辰です。
以後、御館の乱で敗れて没落したそうなので・・・
最低でも1578-1221=357年もの間、当地を治めていた事になります。
歴代の当主は「小文治」を名乗ったそうです。


所在地:新潟県三条市飯田

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Author:なぽ
故郷にはお城があり、小さな頃から何となくお城が好きでした。若い頃から旅が好きなので、旅行ついでに立ち寄るといった感じでした。

しかし、本格的に城をメインに旅を始めるとハマってしまい・・・。今では道無き山まで歩き回るようになりました。もう、殆どビョーキですw

全国津々浦々見てやろう!と意気込んでいましたが、訪ねる基準が年々変化しており、始めた頃に回った地方がかなり手薄になりました。でも、あまりにもマイナー過ぎる城跡まで回るのもどうかと思いつつ、通りすがりに「〇〇城跡→」なんて案内があると、ついつい足が勝手に動いてしまいます。

書き始めるとついアレコレ気になって調べまくり、遅々としてブログが進みません。こうしている間にも訪ねっ放しの城跡がザクザク溜まる一方で・・・。書き方もちょっと考え直さないと、死ぬまでに書ききれないとマジでびびっています。

おっと、またつい長くなりましたが、基本スタンスは「道案内 & 見所案内 & 歴史も!」な欲張りブログを目指しています。ここでお友達を作るつもりはありませんので、ググって出て来てちょっと気になったら読んでやって下さいませ。

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